2021年9月02日
今までの渡御形態にとらわれない、感染症防止対策を徹底的に施した安心・安全な神輿渡御方法を用いて、長引くコロナ禍において早期に神輿渡御が再開され、各地域のお祭り運営団体(自治会・町会など)にお役立ちいただくことを目的としています。
各地のお祭りや地域行事などがコロナの影響で中止になり、再開される目処が見えない中、地域の人々のお役に立つことを目的に、コロナ対策を万全に施した神輿渡御の早期実現を目指して、2020年9月から企画をスタート。
去る2021年5月22日(土) 都内某所(完全クローズドな占有地)にて、様々な意見や研究を元に当NPO法人で開発中の飛沫防止シールド(試作品)を施した神輿でシールドの耐久性や信頼性、使用感のテストをかねて、他約30名の有志のご協力により実際の渡御を想定した実証実験を行った。
第1回目の実証実験で行ったルール・マニュアル
・マスクの装着
・フェイスガードの装着
・手指及び担ぎ棒などへの徹底消毒
・参加者全員の検温(1週間前から)
・担ぎ手の人数制限と担ぎ棒への配置
※2尺3寸 4点棒想定(前棒8人/中枠4人/後棒8人:合計20人)
その他
・お囃子は感染症対策を考慮して、音源を再生
・合図、音頭取りは、神輿頭による電子笛を使用
・担ぎ手の掛け声は禁止とし、掛け声の音源を再生
・渡御中の場所移動や担ぎ替えは禁止
・担ぎ手を考慮して短距離で渡御交代
・神輿を下ろした時に担ぎ手は全員交代。その際に除菌シートなどで担ぎ棒を消毒。
その他
開発途中のシールドを実際の神輿にはじめて装着して担ぎ上げてみたが、思ったより十分な耐久性があり特に大きな問題は無かった。
また、顔の位置に対してのシールドの位置は、現場で調整を行い、様々な検証データが取得できた。
唯一改善の必要があったのは、背の低い女性が下駄をかました場合には顔の位置が大きく下がってしまう。そのための解決方法も取得した検証データを元に現在さらに改善・改良を加えている。
神輿装着用飛沫防止シールドの改善と改良をはじめ、実際に安全・安心な渡御を行うためのルール&マニュアル作成を進め、自治会、町会などの関連お祭り運営団体と意見を交換しながら、早期に実現されるよう展開してまいります。
皆様のご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
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