2012年6月15・16・17日
4年に一度のオリンピックイヤーに千葉県浦安市で執り行われる「浦安三社祭」。
同市3エリアの鎮守「清龍神社(堀江エリア)」、「稲荷神社(当代島エリア)」、「豊受神社(猫実エリア)」の3神社(三社)から各本社神輿、町会神輿などが送り出され、全体では約100基もの神輿がそれぞれのエリアで渡御される。4年に一度、待ちに待った祭りによって街全体が熱気に包まれる。
この祭りの特徴は「マエダ、マエダ(まいだ、まいだ)」の掛け声と、「地すり」と言われる見せ場での独特な神輿担ぎ。交差点や駅前付近など見せ場となると、担ぎ手たちはここぞと独特の担ぎを披露。これは漁師の気性の荒さや、他と同じを好まない漁師町独自のオリジナリティから始まったという説もある。
1)神輿を地面すれすれまで下げて「マワレ、マワレ」と地面スレスレの状態をキープしながら回転。
2) 次に「モメ、モメ」の合図で、神輿を腰あたりの高さで上下に激しく揺さぶりながら回転。
3)次は神輿を頭上高く持ち上げて(指す:差し上げる)その状態をキープしながら「マワレ、マワレ」と回転。
4)最後に「ヨイ、ヨイ、ヨイ」の合図で神輿を頭上高く3回放り上げて受ける。いかに真上に高く、水平に放れるかがポイント。
東日本大震災の被災地でもある「浦安」であるが、震災後初めて行われたこの祭りには親子、兄弟、地域住民などのつながりを再確認し、すべての人々の情熱や想いが込められているように思う。
協力:清龍神社/稲荷神社/豊受神社
浦安三社祭〈YouTube動画〉
浦安三社祭〈2012〉
■清龍神社(堀江エリア) PHOTO 15pic.
浦安三社祭〈2012〉
■稲荷神社(当代島エリア) PHOTO 15pic.
浦安三社祭〈2012〉
■豊受神社(猫実エリア) PHOTO 20pic.