場所:滋賀県高島市「海津天神社」
毎年4月29日に行われる海津天神社、春の例大祭。
神社には2基の神輿が祀られ、宮司が祝詞をとなえると、2基の神輿は色鮮やかな化粧まわしを着けた若衆に担がれて海津天神社を出発。海津と西浜の二手に分 かれて、「ヨーイヤサージャー」の声を掛け合い、神輿を上下左右に激しく揺さぶり蛇行しながら海津、西浜地区を練り歩く。二手に分かれたところで落ち合 い、しばしの休憩の後、夜の部が始まる。神輿を担いだ若衆はもう一度同じコースを練り歩き、2基の神輿は再び落ち合って神社に還御し、松明の薄明かりの 中、神輿の激しい「おねり」が行われ祭りは最高潮の盛り上がりをみせる。
この祭りは、海津港が北陸から京都への輸送基地として賑わった300年前から始まったと言われ、その当時、回船問屋で働く若者達が力士をまねて化粧まわしを着け、美しさを競ったのが始まりといわれている。