場所:京都市左京区
その意志は、京都の誕生日10月22日に「一目で京の都の歴史と文化が理解できるものを」「京都をおいて他にはまねのできないものを」というもので、京都人のこころいきと誇りがふんだんに織り込まれている。
時代祭行列は、京都全市域からなる市民組織「平安講社」(全11社)によって運営。当初は6列、人員500名の規模だったが、現在では明治維新時代、江戸時代、安土桃山時代、室町時代、吉野時代、鎌倉時代、藤原時代、延暦時代の8つの時代を20の行列に分けて1列ずつ担当しているほか、江戸時代婦人列、中世婦人列、平安時代婦人列は京都の5花街が輪番でご奉仕されるなど、総勢で約2000名もの人々が参加する一大行列となっている。
また、1万2000点にもおよぶ調度、衣裳、祭具は綿密な時代考証が重ねられ、京都が1000年の間、都として培って来た伝統工芸技術の粋を集めて復元された本物で、まさに生きた時代絵巻が繰り広げられている。