西条まつりは、江戸時代から続く愛媛県西条市の伝統的な秋祭りです。
五穀豊穣を神に感謝する神事で、伊曽乃(いその)神社、嘉母(かも)神社、石岡(いわおか)神社、飯積(いいづみ)神社の4つの神社の例祭の総称です。
市内の氏子各町に所属する約150台の屋台(だんじり、みこし、太鼓台)が奉納され、その数は日本一ともいわれています。
市民の大多数が祭りに参加するため、祭礼期間中は地元企業や学校が一斉に休みになったり、遠方に暮らす西条出身者も仕事を休んで帰省したりするなど、祭りは西条っ子の心に強く根付いています。
祭りでは細工を凝らした屋台が列をなし、太鼓や鉦、人々の祭ばやしの声が町中に響き渡ります。
そのさまは「豪華絢爛」と形容されることが多く、地元の神事ながら毎年多数の観光客が訪れます。