場所:中田島凧揚げ会場(凧揚げ合戦)及び
市中心部(御殿屋台引き回し)
毎年5月3、4、5日に開催される浜松まつりは、100万人以上の観光客が訪れる日本有数のまつりとして知られている。昼間は中田島砂丘で勇壮な凧揚げ合戦、夜は中心市街地で絢爛豪華な御殿屋台が引き回されるほか、郷土芸能や吹奏楽パレード、ミス浜松まつりコンテストなど、3日間楽しめるイベントが盛り沢山。まつり期間中は町中が熱気と興奮に包まれる。町民の声によって生まれた浜松まつりには、現在、市内170か町が参加、老若男女を問わず誰でも参加できる市民のまつりとして発展し続けている。
浜松まつりの起源は、今からおよそ440年前の永禄年間(1558~1569)にまで遡る。酒井真邑が書いた「浜松城記」によると、当時浜松を治めていた引馬城主飯尾豊前守に長子義廣公が誕生したときのことつなる。殿様の跡継ぎ誕生をお祝いしようと、入野村の住人、佐橋甚五郎の進言によって義廣公の名前を凧に記して城中高く揚げたのが始まりと言い伝えられている。